年末年始に観た映画。
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」
「アナ雪2」
「永遠の門 ゴッホの見た未来」
「欲望の翼」(デジタルリマスター版)(30年前の香港映画)
●「
スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」(原題:STAR WARS THE RISE OF SKYWALKER)
公開初日に観ましたがやはり載せねば、の一作。
1977年の公開作品からエピソード1まですべて劇場で観て興奮したけれど、レイを主人公のラストシリーズはいまいちなじめない。
3部作目の一話でレイア姫、ルーク、ハンソロやC3PO、R2D2とすべての懐かしいキャラを出してくれたのは嬉しかったし、JJエイブラムス監督がおそらく幼いころから愛したこの作品へのオマージュも感じられた。
でもでも・・前の2シリーズには及ばない気が今でもしている。
詳しいストーリー説明はあえて避けよう。
結局レイは何者?
一話ではレイはルークやレイア姫の親戚かなと期待したけれど、三話目でなんと悪の帝王パルパティーンの孫ときた!!
しかも死んだはずのパルパティーンが生きていた??
こうなれば何でもありの気がしてきた。
最後がシスの子孫であるレイとジェダイの子孫であるレンの和解で幕を閉じる。
つまり「悪と善が一体となって悪玉をやっつける=善一色」。
JJエイブラムスの意図もわからないわけではない。
ハッピーエンドはいいけれど、悪の子孫のレイがなぜ最初から善側にいる?善と悪が行ったり来たりでややこしすぎる?
とにかく愛したこのシリーズが終わった(としたい)。
どうかスピンオフや再度レンが生き返ったりレイの子供が出てきて次作となることのないように・・・。
●「欲望の翼」(デジタルリマスター版)(原題:阿飛正傅/DAYS
OF BEING WILD)
1990年に公開されたこの作品。
デジタルリマスター版として劇場公開された。
ここに載せるべきか迷ったけれど今現在公開中とあってあえて投稿。
今や巨匠と呼ばれるウォンカーウァイ監督の2作目。
この作品が世界的に認められメジャーとなっていく。
昔々香港映画に恋をした。この作品がきっかけ。
訳が分からない部分はあったけれどいつもどしゃ降りの雨設定や暗い室内の男女二人の会話や営みに妙にひかれた。
主役のレスリー・チャンはあらためて見ても顔立ちは甘ちゃんでアイドル風(実際当時アイドルスターだった)。でも流し目や女を口説くときの色気は絶大!!
ストーリーはどうってことなく進む。
世間を投げ出したような定職につかないヨディー、女を口説く甘い文句は天才的。
ヨディーを愛したまじめなスーと踊り子ミミ。スーを愛した?警官やミミを愛したヨディーの親友も登場する。
でもドロドロ関係の雰囲気はなく舞台はヨディーの実母探しを追ってフィリッピンに移っていく。 そして突然死んでしまうヨディー。
最後に全く謎だけれどトニー・レオンが悪っぽいポーカー師として身だしなみを整えて終わり。
カーウァイ監督としては2部作として撮影予定でこのラストは2部目につなげるつもりだったとか。 でも2部目はすぐに制作されなかった。
この作品以降スターダムにのし上がっていった、マギー・チャン、カリーナ・ラウ、アンディー・ラウ、ジャッキー・チュン、トニー・レオンの6大スター共演作でもある。
でもやっぱりレスリー・チャンだけのためにある作品としか思えない。
うーん、当時話題になったほどそんなにスタイリッシュでスピーディーでもないか??
究極、レスリー・チャンの下唇の厚いぬめぬめしたセクシーさが妙に心に残るのは30年前も今回も同じ。
原題の中国語「阿飛正傅」の「阿飛」は当時香港で定職もなく何となくぶらぶらとしている浮遊する若者たちのこと・・。
そしてレスリー・チャンは「阿飛」のイメージのままホテルの上階から飛び降り自殺をして生涯を閉じた。
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